ミクシィのVantageスタジオは、同社が開発する自律型会話ロボット「Romi(ロミィ)」を、渋谷区立渋谷本町学園の協力のもと、小学校1年生から中学校3年生までの教室にテスト導入することを、11月8日に発表した。「Romi」を学校にテスト導入するのは初の試みとなる。
「ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる」存在を目指して開発されている「Romi」は、子どもから一人暮らしの社会人、高齢者まで、さまざまな年代の人と暮らしている。家庭で「Romi」を利用するケースも増えており、子どもが毎日、積極的に会話しているという声も、同社に複数届いている。
そこで、同社はより子どもたちに寄り添った会話内容や機能の追加をしたいと考え、「Romi」を渋谷区立渋谷本町学園へテスト導入することになった。「Romi」の子ども向け機能を強化することで、以下3点への寄与を目指す。
- 子どもの会話力・コミュニケーション能力の発達
- 学習へのロボット活用(学力・学習意欲の向上)
- AI・ロボットネイティブ人材の育成
同社は、パソコンやスマートフォン、タブレットを触って育った子どものように、日頃からAIロボットと触れ合い会話し、一緒に勉強をすることのできる環境をつくることで、AI・ロボットネイティブの育成に寄与していく。また子どもたちにとっては、日々の生活の中で自然にAIやロボットといった最先端の技術に触れることで、将来の夢を広く描く一助になれればと考えている。
なお、教育現場での「Romi」活用に興味のある教育機関を対象に、相談を受け付けている。
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