スタディプラスは、教育機関向けサービス「Studyplus for School」の「学習eポータル標準モデル」への対応と、文部科学省が開発・提供するオンライン学習システム「MEXCBT」との連携が決定したことを、11月1日に発表した。
GIGAスクール構想により児童生徒1人1台端末環境が整備され、配布端末を通したソフトウェアの活用や教育データの利活用が次の課題となっている。
文部科学省は、教育データの標準仕様として「学習eポータル標準モデル」を定め、同仕様に基づいて連携するソフトウェア「学習eポータル」の普及を推進している。学習eポータル標準仕様に基づく連携の第1弾として、文部科学省が開発・提供するオンライン学習システム「MEXCBT」と学習eポータルとの接続が開始される。
教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」は、学習管理アプリ「Studyplus」によって児童生徒の学習進捗を可視化し、教員のオフラインおよびオンラインのコミュニケーションを支援するサービス。この度「Studyplus for School」は学習eポータル標準モデルへの対応を決定し、学習eポータル標準モデルに基づき、文部科学省が開発・提供する「MEXCBT」と連携する。
「MEXCBT」との連携により「Studyplus for School」を利用して、文部科学省や国立教育政策研究所や自治体など公的機関が作成した問題を活用できるようになる。また「Studyplus for School」の独自機能によって「MEXCBT」をさらに便利に利用することができるようになる。独自機能は以下の通り。
「コンテンツ配信機能」で動画や画像と一緒に「MEXCBT」の学習が可能
「コンテンツ配信機能」は、教員が収録した動画や教材などのコンテンツを、コースとしてパッケージ化し、児童生徒に配信できる機能。児童生徒は配信されたコースを学習し、ワンクリックで「Studyplus」に学習記録をつけることができる。「MEXCBT」の問題と自治体や学校の独自教材を組み合わせて、児童生徒に配信することが可能となる。
「アナリティクス機能」で「MEXCBT」の学習ログのさまざまな分析が可能
「アナリティクス機能」は、児童生徒の学習ログ(学習記録)をタイムライン形式やヒートマップ形式、パイチャート形式、ガントチャート形式と、さまざまな方法で分析することができる。
なお、自治体と学校を対象とした、学習eポータルとMEXCBTの活用に関する「Studyplus for School」オンライン説明会も実施される。開催日時は11月と12月の毎週火~木曜日、14時~15時。参加には事前申し込みが必要。
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