メイツは、10月に横浜市立大学大学院データサイエンス研究科データサイエンス専攻山崎眞見教授の研究グループと、教室内映像データ解析によるリアルタイム指導改善における共同研究を開始したことを、10月14日に発表した。
同研究は、学習塾業界の抱える、
- 学習塾に求められる仕事が増えているため、指導の質を維持することが難しくなっている
- 慢性的な人手不足のため、十分な講師研修を行うことができない
といった課題を解決すべく行われるもので、指導中の塾講師の一人称映像に対して、画像認識を適用した行動認識を行い、リアルタイムでの指導改善を促すシステムの構築を目指す。
具体的には、
- 指導中の講師の1人称視点映像から、その講師の行動を画像認識技術を用いて認識し、記録する
- 記録した行動ログをあらかじめ定めた基準を用いて定量的に評価する
- 同評価システムを用いて、リアルタイムに講師の指導を評価し、指導改善を促す
というシステムを考案する。
通常、このような実証実験ではリアルなデータを用いることが難しく、一般的には実際の指導シーンを想定したデータを作成し用いるが、同研究ではメイツが運営する個別指導塾「WAYS」高田馬場教室における実際の指導映像に基づいて研究を進めているため、実際の指導に則したシステムが期待できる。
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