河合塾は、学校教職員など教育関係者を対象としたイベント「いま、学校と社会をつなぐとは」を、9月18日にオンライン開催する。参加費は無料で、事前登録が必要。
「いま、学校と社会をつなぐとは」では、河合塾教育研究開発部と桐蔭学園理事長の溝上慎一氏が、2013年から10年間にわたって共同で行っている「学校と社会をつなぐ調査」プロジェクトの一環として実施される。
「学校と社会をつなぐ調査」(通称:10年トランジション調査)は、2013年に高校2年生だった生徒たちの成長を、大学卒業後3年までの約10年間にわたって追跡する調査で、2018年に実施した大学4年時調査では「高校2年時から大学4年時までの間で、生徒の資質・能力は大きくは変化しない」ことなどが明らかとなり、高校段階までの間に資質・能力を育てておくことの重要性が示唆されている。
2021年秋には、社会人3年目の最終調査が実施されることから、同イベントでは高校2年生~大学4年生のこれまでの調査を、溝上氏と高校2年時の調査分析協力者である立命館大学産業社会学部教授の柏木智子氏に振り返る。さらに基調講演として、「28プロジェクト」(28歳の自身を思い描き、それを実現するためには何が必要か、どう行動すべきかを模索し、理想とする未来に向かっていくプロジェクト)で知られる品川女子学院理事長の漆紫穂子氏から、生徒と社会をつなぐ学校づくりについて講演してもらい、学校から社会へのトランジションについて議論を深めていく。
参加対象は、中学校・高校教職員、大学教職員、企業の人材育成担当者など。開催日時は9月18日14時~16時40分で、定員は300名。Zoomのウェビナーを使用して開催する。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア