清教学園中・高等学校は、2020年度の新型コロナ禍におけるオンライン学習での成果を踏まえて、生徒の日常的な学習活動の促進をはじめ、保護者との連携をさらに充実化させるべく、2021年度から「Google Workspace for Education」のアカウントを同校に通う全生徒の保護者に発行したことを、7月9日に発表した。
同校では、ICT活用を学習内容のみに限定せず、生徒たちが「生活リズム」を組み立てて、心身の成長を遂げられるようにするための基本ツールとして、「Google Workspace for Education」を活用している。
新型コロナ禍での「Google Workspace for Education」の選択は、学内での準備作業のみでアカウントを付与でき、生徒・保護者へのアカウント設定が新入学の段階でいち早く可能だった点が決め手となった。「Google Classroom」を通じて学習教材の提供や生徒とのやりとりができる点や、ビデオ会議システム「Google Meet」によって双方向でのつながりを持てる点、「Google ドキュメント」や「Google スプレッドシート」が同校の教育活動における特色である、探究型・協働型学習のプラットフォームになる点も評価された。
新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中に行われた、「Google Workspace for Education」を活用したオンライン学習では、約55%の生徒が「ICTに関する能力に変化」を感じたほか、約36%は「自分で学ぶ主体性」に変化があったと答えている。
保護者への「Google Workspace for Education」アカウント発行によって、保護者にとっては生徒の学習活動をオンライン上で確認できるようになるとともに、家庭と学校との間の円滑かつ確実な連絡手段が確保される。
また、アカウント発行によって約20%のペーパーレス化につながっており、保護者からは「子どもが学校からの手紙を家で出すのを忘れたとしても、スマホに通知が届いて手軽に内容を確認できるのがとても便利だし、連絡事項が全部伝わってくるので安心」といった意見も寄せられている。
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