理想科学工業は、スマートフォン用アプリを使った学校向けのソリューションサービス「スクリレ」の2つのサービス「スクリレポイント」「スクリレオプション」の申込受付を7月1日より開始した。サービス提供開始は9月を予定している。
「スクリレ」は、学校と保護者をつなぐ連絡手段をデジタル化するサービス。学校単位の契約により、教員が配布する「お便り」などを保護者のスマートフォンへ届けることができる無償サービス「スクリレお便り」は2021年4に開始し、現在200件を超える学校が申し込んでいる。これに加え、アプリへの広告費の一部を学校に還元する「スクリレポイント」と、学校と家庭の双方向の連絡をデジタルで可能にする「スクリレオプション」のサービスが9月に開始される。
「スクリレポイント」は、財源不足に悩む学校の課題を解決する同社独自のサービス。保護者がアプリ上の広告を閲覧することで、学校にポイントが付与され、学校は貯めたポイントを教育や事務の備品などに交換できる。アプリ上の広告は、学校の地域や学年などに合わせた掲出が可能。
「スクリレオプション」では、「出欠連絡・体調管理」など、保護者が電話や連絡帳で伝えていた内容を簡単にアプリから連絡することができる。アンケート機能を使えば、学校から保護者へのアンケート調査や集計が簡単に行え、先生の業務負担の削減が可能。また、今冬には「個別連絡・簡易アンケート」「PDFダウンロード」とサービスの拡張が予定されている。
なお「スクリレ」は小中学校を対象にサービスを展開してきたが、対象範囲を保育園、学童保育などに拡張された。
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