全国小中学生プログラミング大会実行委員会は、小中学生(6歳~15歳)を対象にしたプログラミングコンテスト「第2回 全国小中学生プログラミング大会」の最終審査会および表彰式を、11月26日に東京・飯田橋で開催した。
「全国小中学生プログラミング大会」は、プログラミング教育の義務化を見据え、全国の小中学生にプログラミングで表現する場を提供し、学ぶ動機づけとなることを目的に開催されている。第2回のテーマは「こんなのあったらいいな」で、応募総数は167点。
最終審査では、グランプリとなる総務大臣賞に蓼沼諒也さん(小5)による「僕のドラえもん」、準グランプリに菅野楓さん(中2)による「narratica(ナラティカ)」と平野正太郎さん(小6)による「キラキラミュージックBOX」が選ばれた。
「僕のドラえもん」は、人間の脳を模した迷路を最短距離で解くプログラム。作品制作のきっかけは「自分でマイ人工知能を作ってみたい」で、単細胞生物である粘菌が迷路を解けることをヒントに、粘菌の動きという自然界のアルゴリズム(ネイチャー・テクノロジー)とプログラミングを組み合わせた発想が、今後のプログラミング教育普及における指針を示すうえでの好例になるとして、グランプリに選出されている。
「narratica」は、映画やドラマの脚本(シナリオ)を解析して、おもしろい作品づくりを支援するソフトウェア。「キラキラミュージックBOX」は、光と音に合わせてタイミングよくボタンを押して楽しめる、電子工作で作られたゲーム。どちらもアイデア面、技術面で審査員から高い評価を得た。なお、 受賞作品の詳細な内容については、 大会公式サイトにて後日公表する予定。
【関連リンク】
・「全国小中学生プログラミング大会」
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