みんなのコードは、高知県須崎市とテクノロジー教育に関する連携協定を締結したことを、6月10日に発表した。「プログラミング的思考」のできる子どもの育成や、大人から子どもまでテクノロジーに気軽に触れる機会の創出を目指し、官民協働でさまざまな取り組みを推進していく。
みんなのコードは「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」をミッションに掲げ、教員向けの研修や教材の開発・提供など、公教育向けに幅広い支援を行っている。テクノロジー教育のメリットを享受しているのは、まだ一部の子どもたちであるという状況を打破すべく、全国のプログラミング教育の底上げと「民間教育と公教育」「地域」「学校間」といったさまざまな教育格差の是正を行っている。
須崎市は高知県のほぼ中央に位置し、太平洋に面する人口2万人程の自治体で、多くの地方都市と同様に人材や子育て世代の流出など、地域社会の構造変化による課題を多く抱えている。これらと向き合い、持続可能な地域社会を構築するためには、新たな視点と柔軟な発想で持続的に取り組むことができる人材育成が必要不可欠だと考え、保育から高校まで一貫した教育の拡充に力を入れている。特に、テクノロジー教育と英語は、これからの未来を生き抜く子どもたちに必要不可欠な教養と位置付け、機会の提供を行っていく。その一環として両者は、テクノロジー教育の拡充による人材育成と魅力的な自治体づくりを目指し、官民協働で推進していくこととなった。

本連携協定の目指す姿
- 「プログラミング的思考」のできる人材(子ども)の育成
- ICT機器・プログラミングを活用できる人材・仕事の創出
- 大人から子どもまでテクノロジーに気軽に触れる機会の創出
2021年度の取り組み
- 市内の小中学校の全教員を対象とした研修会・模擬授業の実施
- 指定校教員を対象とした、テクノロジー教育・プログラミング教育に関する授業運営支援
みんなのコードが自治体と連携協定を締結するのは、今回の須崎市が3例目となる。
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