リクルートは、同社が運営する「リクルート進学総研」が、全国の全日制高校を対象に実施した、新学習指導要領、入学者選抜、ICT活用、キャリア教育、進路指導、学校改革などの取り組みに関する調査の結果を、6月7日に発表した。同調査は、2月1日~3月5日の期間に行われ、1156校から回答を得ている。
調査結果によれば、2020年の新型コロナ禍における学校運営について、計画通りにいかなかった割合は「特別活動の取組」が82.0%、「進路指導・キャリア教育の取組」が69.0%だった。
一方、計画以上に進んだものとしては、「ICTの活用」(44.6%)が圧倒的に多い。
ICTの活用状況・活用意向・活用推進のための取り組みでは、96.7%の高校が授業・ホームルーム・探究などの教育活動にICTを活用しており、「オンラインによる双方向型授業・学習支援」が55.9%に達した。さらなる推進に向けた取り組みとしては、「先生方の研修の強化」(63.3%)がもっとも多い。
ICT活用で狙いたい効果や変化を尋ねた質問では、「生徒の興味を喚起し、学習へのモチベーションを上げる」(64.2%)が最多となった。
そのほか、新学習指導要領に向けて特に重視していることとしては、「ICTの活用」(67.8%)が1位となっている。
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