NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、7月1日より順次、石川県金沢市立のすべての中学1年生を対象にメタバース空間を利用した授業を実施することを発表した。
同授業は、金沢市が定義する新たな学校教育モデルである「新金沢型学校教育モデル」の実現に向けた取り組みである。過去にNTT Comが実施した「DXハイスクール」などで得られた知見を活かし、金沢市内を模したメタバース空間を利用した授業を行う。同授業を通じて、児童生徒の「デジタル力」および「創造力」を育む。主な特徴は次のとおり。
1.メタバースに関する講義
メタバースとはどういったものなのか、どのように社会実装されているのかを講義する。
2.メタバース空間での課題解決ワーク
金沢を模した独自のメタバース空間を利用して、課題解決ワークを行う。メタバース空間を実際に歩き回って体験し、その後「金沢をどう盛り上げるのか」というテーマのもと、盛り上げ方を児童生徒が自分たちで考える。考えた結果を、金沢を代表する和傘などさまざまなアイテムを利用して、メタバース空間を飾り付けることで表現する。

NTT Comは、今後も2026年度以降のカリキュラム拡充に向けた検討などを行い、金沢市とともに「新金沢型学校教育モデル」の実現に貢献する。また、同事業で得られた知見を活かし、ICT教育の充実をより加速することを目指すという。
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