碩学舎は「第1回 高等教育DXアワード」の開催を、6月18日に発表した。

同アワードは、SARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)の共通目的基金の助成を受け、高等教育の講義におけるデジタル技術や電子書籍の活用と普及をテーマとした全国規模の試みとなる。ファイナリストの発表はオンラインで配信されるとともに、受賞者には賞状と副賞が授与される。
応募テーマは、高等教育の現場における、デジタル技術や電子書籍の活用などの教育DXを重視し、著作権保護に基づき、著作物の普及にも貢献する優れた講義の実践例。応募資格は高等教育機関(大学、専門学校など)において講義を持つ教員(非常勤可)、または教員によるチーム。ファイナリストになった場合、1月12日に東京(御茶ノ水駅周辺)での報告会に参加できること(代表1名の交通費は実費支給)。
エントリーは9月30日までに、碩学舎のサイトにて、応募者の氏名(チームの場合は全員)、所属・役職(代表者のみ)実践例の講義名、対象学年、受講人数実践例報告のタイトル(仮可)、講義実践例の概要(500字以内で、講義において、教育DXを活用する目的、講義方法、その定性・定量成果)を記載し、使用テキスト名、著者名、出版社名(碩学舎出版の書籍以外も問題ない)を入力して申し込むこと。
審査基準は、「独創性:従来にない視点や方法に基づき、電子技術を使った新たな講義法を導入していること」「教育効果:学習成果の向上に関して、エビデンスに基づいた有効性が確認されていること」「継続性:今後も継続的に実施可能な計画性・体制が整っていること」「汎用性:ほかの領域や教育場面においても応用できる内容であること」「著作権保護:著作権保護に基づき、著作物の普及に貢献できていること」の5点。
スケジュールは次のとおり。
- 9月30日:応募エントリー締め切り(500字までの概要などを提出)
- 10月31日:パワーポイントなどの報告資料提出(10枚までのPDF)
- 11月30日:ファイナリスト審査結果通知
- 2026年1月12日:ファイナリスト報告会・授賞式(予定:15時から18時半)
なお、ファイナリスト報告会は対面・オンラインで観覧できる。観覧の申し込み(対面は先着30名)は、12月初旬ごろに開始する。
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