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日本進学教育研究所、全国の大学らを対象とした総合型・推薦入試に関する調査結果を発表── 合否では研究力を重視

 日本進学教育研究所は、全国の大学教授・准教授・助教・教員・講師・名誉教授・客員教授を含む大学教授などを対象に実施した、「総合型/推薦入試の採点基準、合否判定基準、及び評価指標等の実態調査」の結果を6月17日に発表した。同調査は、5月1日〜31日の期間に行われ、612名(国公立大学:58名、私立大学:554名)から回答を得ている。

 調査対象者に、総合型選抜でもっとも重視される力を尋ねたところ、「大学の勉強の先取り」や「研究力」が上位を占めた。調査対象者からは「『研究者としての萌芽』がなければ評価できません」「志望動機の深度ではなく、問いの構造で判断します」「感情ではなく仮説を語る子に惹かれます」といった声が寄せられている。

 生徒視点に立ったとして、高校教員は総合型選抜対策に役立つと思うかを尋ねた質問では、「役立たない」が98.8%を占めた。調査対象者からは「生徒に感情的共感はできても、構造的指導はできない」「制度を理解している高校教員に出会ったことがありません」「『励ますこと』と『合格させること』はまったく違う」といった声が寄せられている。

 英検をはじめとする資格試験は、合否の判定に影響するかを尋ねたところ、「役に立たない」という回答が97.7%を占めた。調査対象者からは「英検は『パスポート』でしかありません」「スコアよりも『何を考えているか』が大切」「英語ができるだけの受験生は毎年あふれています」といった声が寄せられている。

 評定は合否の判定に影響するかを尋ねた質問では、「影響しない」が97.3%を占めた。調査対象者からは「点数ではなく『構造のある知性』が選抜の対象です」「評定が高くても『空っぽ』な子は多い」「数字よりも『問いを持っているか』が鍵」といった声が寄せられている。

 専門対策塾の利用をどう思うかを尋ねたところ、「積極的に利用してもらいたい」(53.4%)と「場合によっては利用してもらいたい」(41.1%)を合わせた割合が94.6%を占めた。調査対象者からは「むしろ『塾で鍛えた子』の方が話が通じます」「学校では対応できない領域があるのは事実です」「プロによる仮説設計の指導は有意義」といった声が寄せられている。

 ChatGPTの利用をどう思うかを尋ねた質問では、「積極的に利用してもらいたい」(85.9%)と「場合によっては利用してもらいたい」(10.9%)を合わせた割合が96.8%を占めた。調査対象者からは「構造を整理するには非常に優れたツール」「『仮説思考』の壁打ちとして有効です」「賢く使える人は、間違いなく伸びます」といった声が寄せられている。

 専願や第一志望の規定は、実際のところ守られているかを感じるかを尋ねたところ、「感じないが破られることを許容する」(62.5%)と「感じられるが破られることを許容する」(29.5%)を合わせた割合が92.1%を占めた。調査対象者からは「『第一志望です』は、選抜演出の一部です」「本音は見抜けるので、整合性が大事」「正直に書くより、構造的に書く方が評価されます」といった声が寄せられている。

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https://edtechzine.jp/article/detail/12647 2025/06/19 11:00

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