アカリクは、新卒で大学院生の採用経験がある経営者を対象に実施した、大学院生採用の満足度調査の結果を6月4日に発表した。同調査は4月26日に行われ、107名から有効回答を得ている。
調査対象者に、自社の採用活動において、大学院卒生を採用してよかったと感じるかを尋ねたところ、「非常に感じる」は29.9%、「少し感じる」は29.0%だった。
大学院卒生の採用について、よかったと「非常に感じる」「少し感じる」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「大学院で培った思考力が業務で活かされていると感じるから」が54.0%、「他の社員と比較して優秀だと感じるから」が41.3%、「大学院で培ったスキルが業務で活かされていると感じるから」が38.1%となっている。
同じく、大学院卒生の採用について、よかったと「非常に感じる」「少し感じる」と答えた人に、その他の理由を自由に答えてもらったところ、「学識の先進性」「培った学術知識量が生かされている」などの回答が寄せられた。
大学院卒生の採用を行った上で、大学院卒の社員にあると感じる強みやポテンシャルとしては(複数回答)、「論理的思考力」が48.6%、「データ分析力」が42.1%、「仮説検証・シュミレーション能力」が22.4%という結果となっている。
大学院卒の社員にあると感じる強みやポテンシャルについて、自由に答えてもらったところ、「専門分野の貢献度」「自発的に動けるところ」といった回答が寄せられた。
自社で採用した大学院生が、活躍しているかを尋ねたところ、「非常に活躍している」が18.8%、「活躍している」が46.7%となっている。
今後、新卒採用をする中で大学院卒生の採用をしたいと思うかを尋ねた質問では、「非常に思う」が27.9%、「少し思う」が39.3%となった。
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