神田外語大学、セールスフォース・ドットコム、デロイト トーマツ コンサルティングの3社は、神田外語大学の大学運営のために、コロナ禍以降の新しい社会環境において企業や組織が安全に事業を再始動することを支援するSalesforceの「Work.com」を導入したことを6月2日に発表した。
原則対面での授業を再開している同学の学生の健康と安全の確保を目指したもので、デロイト トーマツが導入の支援を行った。Work.comの導入は日本市場としては初となる。
Work.comは、クラウド型統合CRM(顧客関係管理)プラットフォームの「Salesforce Customer 360」をベースに開発されたクラウドサービスで、従業員の健康チェックや職場の3密状態を避けるためのシフト管理、情報を統合するダッシュボード、従業員への情報共有とコミュニケーション、データに基づいた意思決定などを支援する。
神田外語大学では、導入にあたり全学でデータを共有・活用するための情報基盤を構築し、学長をリーダーとする教職協働体制を確立した。また、Work.comは同大の学生支援部と教務部で活用され、教職員の長時間労働を軽減しつつ、教職員や学生を含む関係者全員の健康と安全の確保を目指す。また、将来的に起こりうる災害時の安否確認や大学再開までの手順の管理といった中長期的な取り組みも視野にいれている。
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