Googleは、プログラミングを活用した探究的な学びを支援するために、子どもたちがプログラミングとAIで身近な問題の解決に挑戦する「キッズ AI プログラミングコンテスト」を、昨年に引き続き開催する。応募は8月31日まで。
同社は、日本の未来を担う子どもたちがAIとプログラミングを学び、その力を身の回りや地域の課題解決に役立てることで、創造性を養うと同時にコンピュータサイエンスの可能性に気付くためのプログラムやさまざまなリソースを提供している。
「キッズ AI プログラミングコンテスト」では、自分で見つけた身の回りや地域の課題をプログラミングとAIを使って解くことが求められる。プログラム開発には「Scratch」を用いて「Teachable Machine」をはじめとした無償で公開されている各種AI拡張機能を活用することが条件。応募締め切りは8月31日の11時で、それまでにプログラムのプロトタイプと3分以内のデモ動画を提出する必要がある。なお、小中学生であれば、1人でも、4人までのチームでも参加することができる。
応募作品はイノベーション、チャレンジ、完成度の3つの観点から総合的に審査され、9月上旬にファイナリスト5組を発表。選出された5組は、10月上旬にオンラインで開催される「Maker Faire Tokyo Online」内で実施するファイナルイベントでのプレゼンテーション審査に臨む。審査の上グランプリ受賞者を選出し、表彰が行われる予定。なお、応募時は保護者による手続きが必要。
また「Grow with Google」のWebサイトでは、micro:bitではじめるAIプログラミングビデオチュートリアルに加え、さまざまな学びのコンテンツを紹介している。3月には、新年度に向けた取り組みの一環として「Scratch」と「Teachable Machine」を活用したAIプログラミングに挑戦したい子どもたちを対象とした『はじめよう AI プログラミング』小冊子を公開した。公開にあわせて、総合的な学習の時間においてScratchとAIを用いた探究的な学びの実現のため、小冊子に加えGoogle社員による技術的なサポートを行う「AI プログラミング教育パッケージ」の提供も開始された。主な対象は小学校で、教育委員会や学校関係者からの問い合わせを受け付けている。
「キッズAIプログラミングコンテスト」概要
- 対象学年:小学1年生~中学3年生
- 募集期間:2021年4月27日~8月31日 11時
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応募要件
- 自分で見つけた地域の課題をプログラミングとAIで解決するプロジェクトを考える。
- プログラム開発には「Scratch」を利用。さらに公開されているAI拡張機能「Teachable Machine 拡張機能(TM2Scratch、TMPose2Scratch)」「ML2Scratch」「AI ブロック by TechPark」を活用すること。
- ファイナリスト発表:2021年9月上旬
- ファイナルイベント(オンライン):2021年10月上旬
- 賞品:Google社員によるファイナルイベントに向けてのメンタリングや、Googleロゴ入り各種グッズが贈られる
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