LINEは、同社が運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の高校生を対象に実施した、「音声通話」「ビデオ通話」の頻度や、1回あたりの通話の長さ、通話の状況や目的に関する調査の結果を、5月10日に発表した。同調査は、全国の高校1~3年生の男女に対して3月31日~4月2日の期間に行われ、1009名から有効回答を得ている。
調査対象者に、ビデオ通話をのぞく固定電話やスマートフォンによる電話、「LINE」の音声通話など、「音声通話」をふだんどれくらいしているかを尋ねたところ、「電話(音声通話)はまったくしない」は女子が7%、男子が5%と少数派で、男女とも9割超がふだん「電話(音声通話)」をしていることがわかった。
男女ともに「週に1~3日」がもっとも多く、女子(26%)よりも男子(33%)の方が多い。「週に1日以上」についても、女子(47%)よりも男子(58%)と男子の方が音声通話の頻度が高かった。とりわけ、高校1年生では「ほぼ毎日」が男女ともに1割超となり、1年生男子では「週に1日以上」も約6割に達している。
LINE/Zoom/スマートフォン標準のビデオ通話機能などを使った、「ビデオ通話」(映像付きビデオ通話、グループ通話なども含む)の頻度を尋ねた質問では、女子の約4割、男子の5割弱が「ビデオ通話はまったくしない」と回答した。男女ともに「月に1日より少ない」が、女子が約4割、男子が約3割で最多となり、「週に1日以上」は女子が8%、男子が12%に留まっている。
ふだん「電話(音声通話)」をしていると回答した人に、友だちと音声通話をするときの1回あたりの通話時間を尋ねたところ、「5分未満」「2時間以上」という回答が多く、「30分以上」は女子(53%)の方が男子(41%)よりも多かった。女子では「2時間以上」(26%)と回答した割合が、男子では「5分未満」(28%)と回答した割合がそれぞれ高い。学年別では、「2時間以上」が3年生でやや高かった。
ふだん「ビデオ通話」をしていると答えた人に、友だちとビデオ通話をするときの1回あたりの通話時間について尋ねた質問では、「30分以上」が53%に達し、女子(57%)の方が男子(47%)よりもやや多い。また、女子では「1時間以上~2時間未満」(23%)がもっとも多かったのに対して、男子では「30分以上~1時間未満」(20%)が最多だった。学年別では、1~2年生で「30分以上」が多い傾向がみられ、2年生女子では6割超に達している。
ふだん友だちと通話するときの状況や目的について尋ねたところ、「雑談をする」がもっとも多く、「暇つぶし」「一緒に勉強する」「一緒にゲームをする」「待ち合わせのときの連絡(いまどこ?など)」「用件・連絡事項を伝える/聞く」「約束の連絡(○日に行こう、など)」が上位にランクインした。また、「とりあえずつなぎっぱなし」も女子で27.2%、男子で16.9%に達している。
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