パステルコミュニケーションは、同社が運営する子どもの発達の悩みごとを解消する情報サイト「パステル総研」が実施した、「発達障害グレーゾーンの子の登校しぶりに関するアンケート」の結果を、5月10日に発表した。同調査は、「パステル総研」の読者/メルマガ読者、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャーの計187名に対して、4月24日~5月1日の期間に行われている。
調査対象者に、子どもの登校状況を尋ねたところ、82%が子どもの「登校しぶり」に悩んだ経験があると回答した。「登校しぶりがある」と「不登校中」を合わせると、56.4%の子どもが現在も登校に課題を抱えていることがわかる。
学年別では、どの学年もスムーズに登校できない子どもが40%超に達しており、とりわけ3~5年生は「登校しぶりがある」「不登校中」が7割を超えている。また、小学6年生で「元々登校しぶりはなかった」という回答は1名しかいなかった。
「登校しぶり」に関する、母親の悩みを尋ねた質問では、とにかく子どもには元気でいてほしいと願う、母親の気持ちが表れた。
「登校しぶり」について、具体的に尋ねたところ、過半数の子どもが登校しぶりしたりしなかったりと様子が変わることが明らかになっている。
「登校しぶり」に対する母親の対応としては、1年生では「励まして連れていく」、2年生では「子どもと話し合う」、3年生では「休ませることもある」、4年生では「先生に相談」、5年生では「遅刻早退」、6年生では「休ませる」「先生に相談」がもっとも多かった。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア