マイナビは、同社が運営する進学情報サイト「マイナビ進学」がサイト会員のうち2021年3月卒業予定の高校3年生(現在は大学や専門学校などの進学先に入学した新入生)を対象に実施した「2021年 高校生の進路意識と進路選択に関する調査」の結果を、4月22日に発表した。同調査は、3月18日~31日の期間に行われ、2630名から有効回答を得ている。
調査対象者に、自身の進路選択において新型コロナウイルス感染症の影響を受けたかを尋ねたところ、「影響を受けたと思う」(「非常に強く受けたと思う」と「多少は受けたと思う」の合計)という回答は、65.1%に達した。
具体的な影響としては、「オープンキャンパスや学校体験に参加できなかった」(55.1%)がもっとも多く、「学力に影響があった」(33.5%)がそれに続いている。また、「部活動などで結果を残せなかった」(18.2%)といった回答もみられ、試合やコンテストの機会喪失が進路選択にマイナスに作用した可能性も考えられる。
進学後に心配していることを尋ねた質問(複数回答)では、「進学先の学校で、授業が予定通り行われるかどうか」(56.7%)が最多で、「友人ができるか」(52.7%)がそれに続いた。なお、学費や生活費への不安を挙げる割合も3割に達している。
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