ロフトワークは、立命館大学歴史都市防災研究所とともに、オンライン教育プログラム開発ガイド「PATHWAYS」をまとめ、一般向けに全文無償公開した。
「PATHWAYS」は、教育機関・企業・NPOなどで教育プログラムや研修プログラムを企画・運営する人に向けて、オンライン教育プログラムの提供に必要な知見を収集したガイド。
コロナ禍で「オンライン教育」「オンライン研修」の取り組みが急速に広がった中、オンライン教育にはオフラインと異なる、時間・空間・コミュニケーションの強い制約があり、解決すべき課題が多くある。
それを受けて「PATHWAYS」では、オンラインでプログラムを行う際の基本的な考え方を出発点に、「動画制作」「プログラム設計」「コミュニケーションツール」「ファシリテーション技術」などのプログラム設計の道筋をまとめている。さまざまな分野の12人のエキスパートにインタビューを重ね、オンライン化が難しいとされるフィールドワーク(現地を実際に訪れて対象を観察したり、インタビューしたりする手法)やワークショップ(グループディスカションや演習など)における課題にも対応している。
具体的には、「すべてをZoom内でやろうとしない」「映像は生配信にこだわりすぎない」といった、オンライン教育を始めようとするときに起こる課題の、実践的な解決方法を紹介している。
「PATHWAYS」のダウンロードは無料で、以下のロフトワークのページからダウンロードできる。
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