栄光は、同社が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が今春に国立・公立・私立高校を受験した受験生と、その保護者を対象に実施した、「受験生アンケート」の結果を4月20日に発表した。同調査は、1月23日~3月31日の期間に行われ、受験生144名、保護者94名から回答を得ている。
調査対象者のうち、受験生に第一志望校を決定した時期を尋ねたところ、「中3の夏休み以降」(60.4%)がもっとも多かった。
受験生と保護者に、志望校・受験校を選ぶ上で学習面について重視したポイントを尋ねた質問では、受験生・保護者ともに「成績・学力に相応」(受験生:41.0%、保護者:66.0%)が最多となり、「学校の教育方針・校風」「大学への進学実績」がそれに続いている。なお、「コロナ対応が適切だった」を挙げる回答は、受験生・保護者ともにわずかだった。
志望校・受験校を選ぶ上で、生活面について重視したポイントとしては、受験生・保護者ともに「在校生の雰囲気」(受験生:29.2%、保護者:58.5%)や、「通学が便利」(受験生:22.9%、保護者:50.0%)が上位を占めている。
受験生と保護者に、「受験」とはどのようなものだったかを尋ねたところ、「学力の向上に役立った」「精神的成長に役立った」「力を試すことができた」を挙げる回答が多く、受験生では「学力の向上」、保護者では「精神的成長」を挙げる回答が特に多かった。
受験生に、受験を乗り越える上で精神的な支えとなった人を尋ねた質問では、「母」(43.1%)がもっとも多く、「学校の友だち」(42.4%)がそれに続いている。
保護者に、受験に関する選択を主に行った人を尋ねたところ、「子ども本人」(91.5%)が最多だった。
受験生に、おすすめの勉強方法を尋ねた質問では、「スマホはクローゼットなどの見えないところにしまい、絶対机には置かない。通知はオフにする」「暗記は朝と夜だけでなくお風呂、トイレ、食事中、移動時間、登校中など細かな時間を有効に使う」「勉強時間も休憩時間もしっかり決めてするのが良いと思います」といった回答が寄せられている。
保護者に、受験期の子どもとのかかわりにおいて、どのようなことを心がけていたかを尋ねたところ、「心配なことはたくさんありましたが、とにかく本人を信じて口出しせずに見守りました」「本人の意志を尊重しながら、情報を提供していきました。生活環境をできる限り整えて、勉強しやすい雰囲気を作ることを心がけました」「子どもの状況に応じた声かけ。悪い時は励まし、良い時は褒める、でも油断しないようにと、声をかけた」といった回答が寄せられた。
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