全国に1人1台の教育用コンピューター(以下、端末と記載します)とネットワークが配備される「GIGAスクール構想」が、2021年度より次のフェーズに入ります。端末配備やネットワーク構築を終え、いよいよこれから授業や行事など、学校生活における「活用」と、その端末の維持管理や状況に応じた設定変更などの「運用」が始まるのです。本連載(全4回)では、この「GIGAスクール構想」で実現した環境を、できるだけ「学習者」つまり児童生徒の視点で活用していく意義について述べていきたいと思います。1回目となる今回は、なぜ「学習者主体」で活用することを推奨するのか、その背景を3つの理由からお話しします。
この記事は参考になりましたか?
- GIGAスクール構想で実現する「学習者主体」のICT活用連載記事一覧
- この記事の著者
-
野本 竜哉(一般社団法人iOSコンソーシアム 代表理事)(ノモト タツヤ)
静岡県磐田市出身。大学・大学院で情報工学の立場から教育のICT化について研究し、2009年より通信事業者でエンジニアとして国際通信回線の保守運用、私立学校へのICT導入SE等に従事。2014年には一般社団法人iOSコンソーシアム「文教ワーキンググループ」リーダーを兼務し、2019年には同社団法人の...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事をシェア