全国に1人1台の教育用コンピューター(以下、端末と記載します)とネットワークが配備される「GIGAスクール構想」が、2021年度より次のフェーズに入ります。端末配備やネットワーク構築を終え、いよいよこれから授業や行事など、学校生活における「活用」と、その端末の維持管理や状況に応じた設定変更などの「運用」が始まるのです。本連載(全4回)では、この「GIGAスクール構想」で実現した環境を、できるだけ「学習者」つまり児童生徒の視点で活用していく意義について述べていきたいと思います。1回目となる今回は、なぜ「学習者主体」で活用することを推奨するのか、その背景を3つの理由からお話しします。
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野本 竜哉(EduOps研究所 代表)(ノモト タツヤ)
情報工学修士。高校生時代に自身が1人1台の端末環境で学んだ経験を世に広げるべく、通信企業の学校SE、教育企業の管理職、教育系システム会社の執行役員を歴任し、一貫して教育×ICT領域の事業に従事。2024年8月に独立し「技術をやさしく伝える」をモットーとした教育現場の取材・執筆・情報発信活動の傍ら、...
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