スプリックスは、同社が運営するスプリックス基礎学力研究所が、世界11か国の子ども・保護者を対象に実施した、学習に関する「意識調査」と基礎学力を測る「学力調査」の、分析結果第3弾を2月2日に発表した。
同調査は、日本・アメリカ・中国・インド・イギリス・フランス・ポーランド・タイ・インドネシア・マレーシア・ミャンマーの6~15歳の子ども各国1000名、およびその保護者各国1000名に対して、8~9月に行われている。
調査対象者のうち、子どもの基礎学力を把握している保護者は、日本が最下位となり、他国では8割以上が把握している一方で、日本では6割未満だった。
子どものテスト結果への信頼については、「とても信頼する」と答えた割合は日本では5割未満に留まり、最下位となっている。
ほかにも、保護者が子どものテスト結果をよく知っている割合は下から2位、国内における学力レベルを把握したいと考える割合は最下位、海外における学力レベルを把握したいと考える割合は他国を圧倒的に下回って最下位と、保護者が子どもの学力を把握したいという意欲が、他国と比較して非常に低いことが明らかになった。
保護者が考える、子どもがもっと勉強するために必要な要素では、いずれの国も「定期的に学力レベルを評価した方がよい」「身近な目標を持つべきだ」「親が勉強したことを褒めるべきだ」が上位を占めている。
子どもがもっと勉強するために「親が勉強したことを褒めるべきだ」と考える保護者は多いものの、日本では実際に「勉強したことを褒める」割合が最下位だった。
学力テストの結果別に、「定期的に学力レベルを評価した方がよい」と答えた保護者の割合をみると、日本では子どもの学力テストの点数が高いほど、保護者が定期的な学力評価を重視している傾向にあるといえる。
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