プロジェクターや電子黒板などの製品を提供するサカワは、ハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」を使って公立小学校の先生とともに行った授業実践事例の記事を2020年12月に公開した。
授業の質を追求する先生と同社がタッグを組み、授業の在り方を模索する「#Kocriで授業共創プロジェクト」の一環として、大阪府の公立小学校で実施された。
Kocriとは、黒板と電子黒板の長所を兼ね備えたハイブリッド黒板アプリで、パソコンで作成した教材を無線通信を介して黒板にプロジェクターで投影することで、円滑な授業を支援する製品。チョークで描くことが難しい長文、図形、写真などを黒板上ですばやく描画することを可能にする。
Windows端末で行う「Kocri for Windows」と、iOSデバイスやApple TVを利用する「Kocri for iOS」という2つの接続構成を用意している。iOS端末を利用する場合、端末のカメラを利用することで持ち運べる書画カメラとして使うこともできる。
今回の事例レポ―トでは、Windows版のKocriを利用し、小学校5年生向けの授業において普段PowerPointで作成している投影資料をKocriに置き換えることで、どのように授業や、児童の反応が変わったかについて、先生のコメントを交えつつ、詳しく解説している。
担当した江川先生は、「勉強に苦手意識を持つ児童に対し、興味を持ってもらえるような工夫がしたい」という想いのもと、「既知事項の復習を短時間で行う」「板書時間の削減」「マス目を黒板に投影し、筆算で位をそろえることを意識させる」の3点の狙いをもってICTの授業活用に臨んだという。
詳しくは、サカワ公式のnoteの投稿を参照のこと。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア