日経BPは1月6日、同社が2019年1月に刊行した『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、 データを基に世界を正しく見る習慣』(以下、『ファクトフルネス』)の累計発行部数が100万部を突破したことを発表するとともに、中学・高校の先生向けガイドの無料提供も開始した。
『ファクトフルネス』は、スウェーデン人の医師で公衆衛生学者のハンス・ロスリング氏と息子夫婦が執筆した書籍の翻訳版で、「データや事実にもとづき、世界を正しく読み解く習慣」の重要性を唱えた書籍。ビジネス書のカテゴリにおいて、2020年の各種ベストセラーや大賞も受賞している。
共著者のアンナ・ロスリング・ロンランド氏は、 本能を抑えてデータを基に考えるファクトフルネスの習慣を身に着けるためには「教育」が重要であると主張しており、執筆陣が設立したギャップマインダー財団のWebサイトにおいて、中学・高校の先生が授業で使えるスライドやツールを無償提供している。
そのなかで、「FACTFULNESS先生向けガイド―『FACTFULNESS』の授業の進め方」という小冊子が著者の許諾のもと、日本語化された。日経BPのファクトフルネスのWebサイトから無料でダウンロードできる。授業で活用しやすいように、ファクトフルネスのクイズや内容をもとに、生徒が世界について学んだり、世界の見方について話し合ったりできるような構成となっている。
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