オンライン学術支援ツールを提供する米Turnitin(ターンイットイン)は10月6日、日本国内における販売促進とカスタマーサポートの拡充を目的として日本法人「Turnitin Japan LLC」の設立を発表した。日本法人の代表はセールスディレクターの田中考氏が務める。
Turnitinは、1998年に米国の大学生4人によって創業された会社で、作品の独創性をチェックしてアカデミック・インテグリティー(学術的な誠実さ)の文化を促進したり、レポートや論文の正しい執筆の仕方を指導したりするオンラインツールを提供している。
世界1万5000以上の高等教育機関で利用されており、国内でも2010年から代理店を通じて販売が開始され、すでに早稲田大学・東京薬科大学・上智大学など、200以上の大学で導入されている。
アジア太平洋地区での現地法人の設立は、オーストラリア、韓国、インドネシア、フィリピンに続き、5か国目。
日本国内では、次のようなアカデミック・インテグリティーやアセスメント(評価・採点)関連の製品がオンラインサービスとして提供されている。
- Turnitin Feedback Studio(フィードバックスタジオ):学生が独学できるようなレポート執筆の指導
- Turnitin Originality(オリジナリティ):学生の提出物の事前チェック(論文代行、剽窃がないかなど)
- Turnitin Similarity(シミラリティ):類似性チェックによる盗用・剽窃予防と英文法チェック
- iThenticate(アイセンティケート):論文公開前の既存論文との照合
- Gradescope(グレードスコープ):デジタル採点プラットフォーム
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