LINEは、同社が運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の高校1~3年生の男女を対象に実施した、高校卒業後の進路についての調査結果を、10月5日に発表した。
同調査は、8月28日~30日の期間に行われ、1042名から有効回答を得ている。
調査対象者に、高校卒業後の進路を尋ねたところ、約7割が「4年制大学に入学する」と回答した。とりわけ、男子は学年が上がるほど4年制大学への進学を希望する割合が増えている。
以下、「専門学校に入学する」「就職(家の仕事を継ぐ以外)する」という回答が続いており、少数ながら「留学する」「芸能人・タレントになる」といった回答がみられた。
なお、男子は学年が下であるほど「特にない・決まっていない」という回答が多い。
進学したいと思っている学部や分野について尋ねた質問では、女子の場合は「文学部」「人文・教養・人間科学部」「教育・教員養成系学部」の順で上位を占めた。1年生では「人文・教養・人間科学部」が1位だが、2年生以降は割合が減少し、2年・3年では「文学部」がトップとなっている。また、「経済・経営・商学部」や「教育・教員養成系学部」も上位にランクインしている。
医療関連では、1年生では「医歯薬学部」の人気が高いものの、2年生以降は「看護学部」の割合が増えて5位となった。
男子では、「工学・情報工学部」「経済・経営・商学部」「理学部」の順で上位となり、3年生では「工学・情報工学部」が約3割を占めている。また、「医歯薬学部」が4位にランクインしたほか、2年生では「法学部」の人気が高かった。
学校の授業以外での1日の勉強時間は、3年生が1年生・2年生と比較して長時間勉強する人が圧倒的に増えており、「2時間以上勉強する」人が約6割に達している。
学校の授業以外での勉強で、男女・学年に関係なくもっとも多かったのは「独学」で、「通塾(実際に塾にいく)」「友だちに教えてもらう」がそれに続く。
女子は、男子と比較して友だちや親、兄弟など身近にいる人に勉強を教えてもらうことが多く、男子は塾に通ったり、オンライン授業を受講する人が多い。
男女とも、高学年になるにつれ、「通塾(実際に塾にいく)」や「塾や予備校のオンライン授業を受ける」割合が増え、3年生では男女とも約3割が塾に通っていることがわかった。
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