ナガセは、6月に「全国統一高校生テスト」を受験した高校生を対象に独自アンケートを実施。そのうち、3教科(3年生は英国地理または英数理、2年生・1年生は英数国)の合計点で高校生を5つのグループに分け、学力ごとに学習への取り組みについて調査した結果を、9月3日に発表した。
調査対象者に、自身の勉強に対する感じ方にもっとも近いものを選んでもらう設問では、いずれのグループも「楽しいが、苦痛のときもある」が最多だった。成績がもっとも上位のグループは「楽しいが、苦痛のときもある」と「とても楽しく、どんどん学びたい」の合計が71.6%に達し、全グループ中で最多となった。
どのように計画を立てて勉強しているかを尋ねたところ、どの学力レベルの生徒も「計画を立て、うまくいかない部分は修正して、当初やろうとしていた学習量を達成できる」「計画を立てるが、進め方がうまくいかず、当初やろうとしていた学習量を達成できない」を合わせた割合が70%程度だった。これにより、多くの生徒が計画を立てて勉強していることがわかる。
なお、学力レベルが高くなるほど「計画を立て、うまくいかない部分は修正して、当初やろうとしていた学習量を達成できる」の割合が高く、学力が低い層ほど「計画を立てたいが方法がわからない」という回答が多くなっている。
学習する範囲が広いときに、どのように学習するかを尋ねた質問では、「全体を通してどこが重要なのかを考え、時間のかけ方を調整して勉強する」という項目で成績による違いが大きく現れており、成績上位層ほど比率が高い。
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