LINEは、同社が運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の高校1年生~3年生の男女を対象に実施した、なりたい職業に関する調査の結果を、9月2日に発表した。
同調査は、8月17日~19日に行われ、1041名から有効回答を得ている。
調査対象者に、将来なりたい職業を尋ねたところ、全体的にみると看護師や教師、公務員、保育士、医師といった、国家資格が必要な職業が多くランクインした。
女子の1位は「看護師」となった。理由としては「人と関わること、人を助ける仕事をしたい」など、「人助けをしたい」「人の役に立ちたい」という意見が多く寄せられている。
女子の2位は「教師・教員・大学教授」、3位は「国家公務員・地方公務員」、4位は「保育士・幼稚園教諭」、5位は「芸能人(タレント、声優、俳優など)」、6位は「栄養士・管理栄養士」だった。
男子の1位は「国家公務員・地方公務員」だった。その理由としては、「日本をよりよい国にする法整備に携わりたい」「安定した給料が手に入るから」といった意見が寄せられている。
男子の2位は「システムエンジニア・プログラマー」と「教師・教員・大学教授」、4位は「機械エンジニア・整備士」、5位は「設計者・開発者・工業デザイナー」、6位は「医師」だった。
学年男女別では、高校2年生、高校3年生と学年が上がっていくにつれて、「決まっていない/わからない」という回答が減少する傾向にある。また、女子よりも男子の方が「決まっていない/わからない」という回答の割合が多い。
学年別では、女子の1年生では女子全体で3位の「国家公務員・地方公務員」と「教師・教員・大学教授」が1位にランクインしており、女子全体で1位の「看護師」は4位に留まった。2年生では、全体で2位の「教師・教員・大学教授」が1位となり、2位は「国家公務員・地方公務員」で、「看護師」は4位となっている。3年生では、1位が「看護師」で、全体で5位だった「芸能人」は3位にランクインした。
男子の1年生では、全体で5位の「設計者・開発者・工業デザイナー」が1位、全体で7位の「ゲーム業界の仕事(デザイナー、クリエイターなど)」が2位となり、5位以内はものづくり系の専門職が目立つ。2年生では、全体で2位の「教師・教員・大学教授」が1位、全体で1位の「国家公務員・地方公務員」は4位だった。「ゲーム業界の仕事」はトップ5からは外れている。3年生では、「国家公務員・地方公務員」が1位、「教師・教員・大学教授」が4位にランクインしたほか、他の学年ではトップ5外だった「金融業界の仕事」が同率4位となった。
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