東京学芸大こども未来研究所は、1月にスポンサー契約を締結したアマゾンウェブサービスの支援を受けて、同所が推進する「STEM教育プロジェクト」として、関東近辺を含む各地の小中学校へのSTEM教材の贈呈を、6月22日から開始している。
「STEM教育プロジェクト」は、東京学芸大こども未来研究所、おもちゃ王国、ヴィットハート、東京学芸大学との4者の共同研究「最先端のSTEAM教育を取り入れた学校教育・地域教育・家庭教育支援方法の実践研究」から発展した、社会教育、家庭教育、学校教育の現場で、日本のSTEM教育の裾野を広げていこうとするプロジェクト。
ヴィットハートが販売をしている、中学校・技術家庭科向け教材「TECH未来」シリーズの教育内容を中心とした教材の研究開発などをはじめ、業種を超えて活動しており、2017年(平成29年)の経済産業省中国経済産業局認定 異分野連携新事業分野開拓計画(新連携計画)の1つとして採用された。
同プロジェクトでは、教育現場の教員や教材販売協力各社などの理解と協力を得つつ、中学生・小学生を対象としたSTEM教育のプログラム開発にも力を入れ、小学校でのプログラミング教材としての「プログラミング未来」の教材開発や研修会の開催、教材販売や教室の運営、STEM教材を用いた「活用力コンテスト」の開催など、さまざまな取り組みを行っており、中学校向けの技術教材「TECH未来」は現在30県196校が導入している。
今回、小学校に贈呈される教材は「プログラミング未来」が3都県8校、中学校に贈呈される教材は「TECH未来」が4都県7校(予定)で、今後はこれらの教材を用いた授業のサポートや、イベント「STEM QUESTスタジアム」の実施などを年内に予定する。
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