学情は、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した「新型コロナウイルスによる就職活動への影響」に関する調査結果を、7月31日に発表した。
同調査は、学情が運営する学生と企業のマッチングを促進するサイト「あさがくナビ2021」登録会員のうち、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、6月22日~30日の期間に行われ、942名から有効回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナウイルス感染症の就職活動の影響を尋ねたところ(複数回答)、「説明会がWebになった」(63.6%)がもっとも多く、「説明会が中止になった」(56.1%)、「選考がWebになった」(55.0%)、「選考が延期になった」(53.3%)がそれに続いた。
Web説明会やWeb選考に参加した感想を尋ねた質問では、Web説明会・Web選考どちらも「交通費の節約になった」という回答が最多となり、そのほか「日程調整がしやすい」「遠方の企業でも参加しやすい」といった回答が上位を占めている。ネガティブな意見としては、「社内の様子がわからず、働くイメージが掴みにくい」、「面接官からどう思われているかが掴みにくい」といった意見も寄せられた。
内々定先企業からのフォローとしては、これまで一般的だった「懇親会」の実施が大きく減少し、昨年同時期は60.8%だったのに対して、今年は37.9%と22.9ポイント下回っている。「人事担当との面談」や「先輩社員との面談」は昨年より増加し、「誓約書の提出を求められた」「就職活動の終了を依頼された」もわずかながら増加傾向にある。
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