東京大学大学院教育学研究科・臨床心理学コース下山研究室は、マインドアイルと共同で、AIを活用した先駆的な認知行動療法サービス「いっぷく堂AI版」を、10月3日に発表した。
東京大学大学院教育学研究科・臨床心理学コース下山研究室とマインドアイルは、最先端のICTによって自身の心理的問題解決を支援する手法の開発と提供を目指す「心いき東大プロジェクト」を推進している。
今回、発表された「いっぷく堂AI版」は、「心いき東大プロジェクト」の成果として公開されたもので、下山研究室が開発してきたICTメンタルヘルスサービス「いっぷく堂」にAIエンジンを組み込み、AIとの自由な対話を通じてメンタルヘルスを向上させる。効果検証でも有効性が示されており、有効なサービスとして公開を行った。
マインドアイルは、下山研究室の研究成果に基づき、東大発のベンチャーとして、「いっぷく堂AI版」をはじめとする認知行動療法ICTサービスの事業化を検討している。
なお、「いっぷく堂AI版」は研究倫理を遵守し、十分な配慮の上で実施されており、東京大学ライフサイエンス研究倫理支援室倫理審査専門委員会による倫理審査でも承認されている。
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・東京大学大学院教育学研究科・臨床心理学コース下山研究室
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・「いっぷく堂AI版」
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