栄光は、同社が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が小中高生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、新型コロナウイルス感染拡大後の生活に関する調査の結果を、7月6日に発表した。
同調査は、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に6月8日~22日の期間に行われ、588名から有効回答を得ている。
調査対象者に、自身の子どもが新型コロナウイルス感染症について、どれくらいの知識があると思うかを尋ねたところ、「とても知識がある」「それなりに知識がある」と回答したのは、小学生の保護者が84.2%、中学生の保護者が90.2%、高校生の保護者が93.5%だった。
子どもの新型コロナウイルス感染症に関する知識・理解を深めるために、家庭で行っていることを尋ねた質問(複数回答)では、多くの家庭で「報道などで得た新型コロナウイルス感染症の情報を家族で共有する」ことを行っていることがわかった。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大後に、オンライン化された習い事があるかを尋ねたところ、小学生の保護者では54.1%、中学生の保護者では60.4%、高校生の保護者では64.7%がオンライン化された習い事が「ある」と答えている。
子どもだけで外出する際に行っていることとしては(複数回答)、「マスクを着用させる」が90%超でもっとも多かった。なお、高校生の家庭では「外出先でこまめに手洗い・うがいをするように子どもに伝える」「除菌・消毒液を持たせる」「外出先で除菌・消毒液があれば使うよう子どもに伝える」といった対策に積極的に取り組んでいる。
今後の、子どもだけでの外出する機会や時間の長さについては、8割以上の保護者が新型コロナウイルス感染症の感染拡大前よりも外出の機会を減らしたいと考えており、とりわけ小中学生の保護者では4人に1人以上が「学校の休校期間中と同程度に、子どもの外出は最小限に抑えたい」と回答した。
今後の子どもの学習や受験について、不安に感じることを尋ねた質問(複数回答)では、小学生・高校生の保護者では「入試内容や試験方法が、従来と大きく変更になるのではないか」「学校選びのための情報収集(説明会・オープンキャンパスなど)が十分にできないのではないか」といった、入試に関する不安を挙げている。また、中学生の保護者は「休校期間中の学校のカリキュラムの遅れを取り戻すことができるか」「学習の遅れを取り戻すために学校の授業の進み具合がはやくなるのではないか」など、学校での学習に不安を感じていることが明らかになった。
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