超教育協会と日本eスポーツ連合(JeSU)は、eスポーツを通じた教育の機会を提供することを目的としたコミュニティ・連絡組織である「eスポーツ超学校」を設置し、活動していくことを、5月29日に発表した。
JeSUが経済産業省の委託事業として運営した「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」が3月に公開した報告書では、「各学校や大学・専門学校等の教育関係者、教育分野に係る研究者、教育委員会を含めた関係行政機関などさまざまな者との連携協力を土台に、一丸となった活動を今後展開していく必要がある」という提言がなされた。これを受けて、超教育協会とJeSUが具体的な取り組みとして推進していくことを目的に「eスポーツ超学校」が設置される。
「eスポーツ超学校」では、eスポーツの教育への導入に関心を持つ大学、専門学校、高等専門学校、高等学校、中学校、小学校によるコミュニティとしてのワーキンググループを形成し、
- 共同カリキュラムの作成・提供、修了認定
- eスポーツの教育的効果に関するリサーチの実施、エビデンスの取得
- クラブ活動の活性化に向けた活動
などを行っていく。
さらに、eスポーツ業界の有識者にフェローとして参画してもらい、共同カリキュラムの講師を務めてもらうとともに、ワーキンググループの活動にアドバイスしてもらう。
今後は、同取り組みへの賛同を得るため学校やeスポーツ業界の有識者への声かけを引き続き進めるとともに、共同カリキュラムの作成を進め、今期中のトライアル授業実施を予定している。
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