すららネットは、経済産業省が実施している「令和元年度補正 先端的教育ソフトウェア導入実証事業」(EdTech導入実証事業)の事業者として申請中であり、同実証事業を活用した「すらら」「すららドリル」説明会を5月26日、6月4日に、学校・教育委員会向けに緊急開催する。
同実証事業は、EdTechを学校などに導入実証する事業者に費用の一部を補助する制度で、学校や教育委員会などの費用負担を軽減することによりEdTechを導入しやすくし、教育のイノベーションにつなげることを目的としている。
同社は、2019年度に経済産業省による「未来の教室」実証事業として、長野県坂城高等学校において英語、数学、国語3科目の授業に「すらら」を導入し、生徒の学習生産性の向上、教員の指導生産性の向上、生徒の学習意欲の向上を目指して活動を行った。
同校における実証事業では、
- 1人ひとりの生徒に個別最適化された学習を提供することで授業が終わった時に「わからない」という状態から「わかる」という状態にする
- 教員が授業内外でコーチの役割を担えるようになる
- 教員の時間外業務を削減・効率化する
- 教員が生徒の学習・努力を承認する
- 生徒に適切な難易度の学習を提供し「わかる」をたくさん経験させる
といった取り組みを通じて、導入前後の小テストの正答率を平均28.5ポイント上昇させるという成果を挙げている。また、教員の授業準備にかかる時間を大幅に削減した。
EdTech導入実証事業において、同社がEdTech導入実証事業者として選定された後は、小学校低学年~高校までの主要5科目のコンテンツをすべて利用可能な「すらら」の強みを活かし、坂城高等学校で行った取り組みを全国の小学校、中学校、高校へと広げていくことを目指す。
同実証事業において交付が決定されると、8月下旬~12月下旬の事業実施期間中は「すらら」または「すららドリル」を無償で利用できるようになる。
今回、開催する説明会では、学校や教育委員会が同実証事業を活用する方法の説明を行う。また、参加者には「すらら」「すららドリル」を体験可能なIDを無償提供する。
開催日は5月26日、6月4日で、参加対象は学校および教育委員会の担当者。参加にあたっては事前申し込みが必要となる。
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