GMOメディアが運営する小学生向けプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」は、船井総合研究所と共同で実施した、「2020年 子ども向けプログラミング教育市場調査」の結果を3月25日に発表した。
同調査は、「コエテコ byGMO」と船井総合研究所によるプログラミング教育市場関係者へのヒアリングと、「コエテコ byGMO」と船井総合研究所が保有するデータ、調査機関の公開情報をもとに、1月~2月にかけて実施されている。調査対象は、ロボット製作とプログラミングをかけ合わせて学ぶロボット・プログラミング教室、およびプログラミングを学ぶことに特化したプログラミング教室。
今回の調査から、2020年の子ども向けプログラミング教育市場規模は、2019年と比較して123%の139億9600万円と見込まれる。市場の拡大傾向は今後も続き、2025年には292億2600万円に達すると予測している。
「コエテコ byGMO」に掲載している教室数を見ると、2017年(平成29年)のサービス開始以来増加を続けており、2020年3月4日時点では前年比139%の9269校となった。
市場全体の教室数を、「コエテコ byGMO」の掲載教室数の増加率から推計すると、2020年3月末時点で9499校となり、このままのペースで増加を続けると2020年上半期中に1万校を超えると予測される。
そのほか、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にともなう休校措置を受けて、多くのプログラミング教育事業者がインターネット上で無償での教材提供や、家庭への教材の貸し出しといった支援を行っている。
とりわけ、オンラインでの教材提供を行う教育事業者が多いことから、今後はテレワークのようなICTを活用した働き方の変化と同様に、学び方についても家庭でのICT端末の普及や活用が進んで、学習方法の多様化が予測される。
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