LINEは、同社が提供する法人向けアカウントサービス「LINE公式アカウント」において、新型コロナウイルスの影響で臨時休校となっている全国の学校を対象に無償で利用できる「学校プラン」の提供を開始する。
LINEは企業や店舗がLINE上にアカウントを作り、「友だち」となっているユーザーに対してメッセージ配信を行うことができる法人向けアカウントサービス「LINE公式アカウント」を提供している。また同サービスにおいて、地域のつながりをより深めるためのツールとして使うため、地方公共団体が無償で利用できる「地方公共団体プラン」を提供している。
今回提供される「学校プラン」は、「LINE公式アカウントの基本機能・便利機能を月額無料で利用できる。送信メッセージ数の上限がなく追加料金も不要となる。
これにより、LINEを通じて学校から学生や保護者に対して、必要な情報を一斉に届けることができる。また、チャットやリッチメニュー、アンケートなどの各種機能を利用することで、LINEのチャットで個別の問い合わせに対応したり、トーク画面内から常時最新の情報にアクセスできるリンクを設けたり、児童・生徒の状況調査などを行ったりすることが可能となる。
対象となるのは全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校。提供期間は2020年3月9日から2021年3月末までで、申し込み締め切りは2020年の5月29日となっている。
なお、無償で利用できる機能はLINE公式アカウントの基本機能・便利機能で、オプション機能は含まれない。既存アカウントに対する適用は不可で、新たにアカウント開設の申し込みが必要となる(「認証済アカウント」の開設およびなりすまし防止のための審査を経て利用可能)。
さらに、今回の「学校プラン」を利用したアカウント開設の希望者を対象に、開設方法や運用方法に関するオンラインセミナーも実施される。実施日時は3月9日の16時から17時で、参加費は無料。オンラインセミナーの内容は3月11日以降、アーカイブに掲載が予定されている。
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