角川ドワンゴ学園N高等学校(N高)は、通学コースにおける課題解決型学習「プロジェクトN」の最終成果発表会を、10月30日に御茶ノ水キャンパス(東京都千代田区)で開催した。
今回のテーマは「『お金』について学ぶライフデザイン」で、将来の目標を定め目標実現に向けて計画し、ライフイベントの想定、人生に必要なお金はどれくらいかといったライフプランを学んだ。
「プロジェクトN」では、α(アルファ)とβ(ベータ)の2クラスに分かれて授業を行い、αはインプット型の基礎学習から1人で説得力のある発表ができる生徒へと導く授業構成となっている。一方、βは難易度を上げて主体性のあるプロジェクトマネジメント力を磨く授業を行っており、通学コースで取り入れている「アクティブラーナー」の生徒が受講する。
10月の1か月間で、αは自身のライフデザインを描いた未来予想図を作成し、βはチームのライフデザインを描いた小冊子として自身のライフデザインを収録するとともに、同世代の若者にもライフデザインの大切さを考えてもらえるような情報誌を作った。
審査員には、特別授業も担当したソニー生命の濱崎祐一氏、電通の田中元氏を招き、「調査力」(必要な情報を洗い出して内容の濃さを意識しているか)、「編集力」(ターゲットを惹きつけて独自性のある内容か)、「表現力」(魅力的なビジュアルデザインか)の3点で審査を行っている。
αでは、10月に同校に入学した仙台キャンパスの生徒が、Illustratorで制作した作品が1位を受賞。
βでは、事前にキャンパス内予選を勝ち進んだ9チームが制作した冊子のプレゼンテーションを行い、デザインで工夫したポイントのほか、どういった社会背景のもとでテーマ選定を行ったのか、といった制作意図を審査員に伝えた。1位には柏キャンパスの「人生RPG」が、2位には心斎橋キャンパスの「Avenir」が、3位および電通賞には柏キャンパスの「Panker's」が、4位およびソニー生命賞には心斎橋キャンパスの「Also, Milotic.」が選ばれている。
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