COMPASSは、同社が提供するAI型タブレット教材「Qubena」が、武庫川学院武庫川女子大学附属中学校・高等学校(兵庫県西宮市)に指導の一環として採用され、また7月より利用開始されたことを、11月1日に発表した。また11月22日には、Qubenaを活用した個別最適化学習の授業が武庫川女子大学附属中学校・高等学校にて開催される。
武庫川女子大学附属中学校は、「Qubena」の特長の一つである、一人ひとりのレベル・ペースに合わせて効率的に学習するアダプティブラーニングを高く評価し、中学1年生(計173人)に採用している。
同校では、授業内容をすでに理解している生徒や理解が十分に追いついていない生徒など、さまざまな生徒がいる中で、1人の教員では全生徒に対応できないという課題を抱えていたが、個々の生徒の理解度に応じた学習・演習(個別最適化された学習)が可能な「Qubena」の導入により、「理解度の差の解消」と「授業展開の円滑化」を目指す。
公開授業では、EdTechを活用した授業の取り組みの一環として、「Qubena」を活用した授業のほか、スーパーサイエンスハイスクールとしての探究学習の基礎や実践の授業、実践報告を見ることが可能。なお、「Qubena」の具体的な活用例は以下の通り。
- 週5コマの数学の授業のうち週2~3コマ程度、基礎の定着を目的に「Qubena」で演習を実施(50分の授業例:教員による導入授業の後、15~20分Qubenaで演習)
- 現在学習している単元の問題を「Qubena」のワークブック機能(先生が出題する範囲や問題を指定して配信できる機能)で配信し、学習内容の確認と定着を図る
- 配信したワークブックを終了した生徒は、ラーニング機能(生徒が学習範囲を選択してアダプティブに学習を進める機能)により次の単元の予習を行う
- 「Qubena」のワークブック機能を使い、夏休みの宿題を配信
- 予習教材としての活用など他の活用方法も試行予定
今回の「Qubena」を活用した授業は、11月22日の13時から16時に開催される、「武庫川女子大学附属中学校・高等学校 公開授業(探究活動を育む授業実践)」の中で実施される。中学1年生の「数学」の授業を対象にしており、指導単元は中学2年生の「1次関数」。時間は14時30分から15時20分に開催される。参加には事前の申し込みが必要。申し込み期日は11月8日までとなっている。
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