スタディプラスは、学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」を、教育格差を始めとした社会課題解決に取り組む教育振興会が運営する沖縄県宮古島市・伊是名村の公設塾へ提供を開始した。
沖縄県宮古島市「トリプル・アイ宮古スクール塾」は、沖縄県の教育委員会による助成金を活用した公設塾で、経済的に通塾が困難な家庭の子どもを対象に学習指導を行っている。同市には「アルバイト需要の増加による高校生の勉強時間確保の困難」や、「島に大学が無いため、高校生が進学イメージを持つことが難しい」といった地域特有の課題がある。
そこで、スタディプラスは「Studyplus for School」を同塾に提供。生徒は学習管理SNS「Studyplus」によって、日々の学習進捗を記録・可視化することができるようになる。加えて、講師は学習計画の閲覧・編集・アドバイスが可能な「プランニング機能」や、生徒の学習進捗に対してコメントが可能な「フィードバック機能」を活用し、生徒の学習習慣定着を支援する。さらに、Studyplusを通し、生徒は全国の中高生や大学生とコミュニケーションを取ることで、進学の情報収集、勉強仲間作りができるようになり、勉強のモチベーション向上に繋がる。
他方で、伊是名島で中学生を対象に平日週3日学習指導を行っている「尚円チャレンジ塾」は同島の、「学習指導を行う人材確保の必要性」、「島に高校が無いため、中学生が進学イメージを持つことが難しい」という課題を解決すべく、「Studyplus for School」を導入した。これにより、前者の課題は宮古島のケースと同じくStudyplusを活用することで解決することができ、後者の課題も「プランニング機能」や「フィードバック機能」を活用することで、講師が伊是名島に滞在していない日でも生徒への学習指導を行うことが可能となる。
スタディプラスは今後も地理的要因などによる学力の格差に対して、テクノロジーによる課題解決を行っていく。
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