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ニュース

「未来の教室」実証事業としてオルタナティブ教育の公認可能性を実証開始

 城南進学研究社は、学校のICT環境ソリューションを提供するJMC社、横浜市立鴨居中学校と協力・連携し、ICT教材「デキタス」を使用して生徒一人ひとりの個別学習計画に基づいた到達度により評価される授業を実現。将来的に公認可能な「学校外教育サービス(オルタナティブ教育)」の実証事業に参画し、10月1日から、横浜市立鴨居中学校における学力支援を必要とする生徒を対象に、実証を開始する。

 様々な事情により学校に登校できていない生徒、または一般クラスで授業を受けることができない生徒は、全国的に増加傾向にあり、年間30日未満の不登校傾向にある中学生は全国で33万人にのぼると推計される。また、中学校に行きたくない理由について、学習面での理由が多く挙がっている。

 同事業では、あらゆる事情により学力のサポートが必要とされる生徒に対して、「個別学習計画」を作成。その計画に沿ってICT教材「デキタス」を活用し、生徒の学習意欲や状況、学習データに応じて、臨機応変に対応することで、教室以外の場でも本来の学習範囲の補填が可能となる「学校外教育サービス(オルタナティブ教育)」の実証を目的としている。

 具体的には、生徒の興味度合いに応じた遠隔映像授業の実施や、問題解決型学習への取り組みとJMC社専任学習支援員によるその課題テーマの調査研究サポートなどが挙げられている。これらの導入により、教員だけでは行き届かなかった部分を補填することが可能となり、教員・家庭の負担を軽減。生徒一人ひとりの学力向上と学力以外の教育の質を高めることができる。また、問題解決型学習を導入することで、近年重要視される「課題解決能力」を高め、生徒の主体性や協働性、表現力の向上を促進する。

 実証期間は10月~2020年2月までとなっている。

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https://edtechzine.jp/article/detail/2724 2019/10/01 13:10

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