埼玉大学STEM教育研究センターの主催する「ロボットと未来研究会第36期」は10月から活動を開始し、埼玉大学研究室(埼玉県さいたま市)で10月5日から2回、昭和女子大研究室(東京都世田谷区)で10月13日から2回、子ども研究員募集のための無料体験会を実施する。
「ロボットと未来研究会」は、「大学の研究室を未来を創る子どもの居場所に」を目指して、同センターが2002年(平成14年)に開始した取り組み。ものづくりに興味を持つ子どもたちを「子ども研究員」として募集し、教育学部の学生を中心に学内のものづくり系サークルと連携して実施している研究活動の1つ。
同研究会では、テーマに沿って作ることで基礎基本を学ぶ「入門コース」と、自身の発想で自由に作る「研究コース」を設置しており、約半年間にわたってものづくりに取り組む。
「入門コース」では、宇宙をテーマに3つの異なる教材で学ぶ「ロボットクリエイターラボ」を開講するほか、初心者から経験者まで異なるソフトで学ぶ「ゲームクリエイターラボ」、およびその他のコースもあわせて実施する。
「研究コース」では、自身でテーマを決めて学ぶ「自由研究」と、テーマに沿って自由にロボットを作る「テーマ研究」に挑戦することが可能で、テーマ研究では「未来のレストランを作ろう」「STEM×農業」の2つのテーマで活動していく。
そのほか、幼稚園児~小学校低学年を対象にした、1回約50分の出張ロボットプログラミング教室「ロボみら」を、川口市や所沢市の児童クラブや、さいたま市の民間学童保育などで実施している。
なお、昭和女子大研究室での取り組みは、同大学を拠点に活動している親子のスポーツクラブ「せたがやウキウキクラブ」との連携事業で、「ロボットと未来研究会」は文科系の活動として地域の子育て支援への貢献を目指す。
無料体験会は、幼児~高校生を対象に「ロボットと未来研究会」で学ぶ内容を体験できる。
埼玉大学研究室での開催日は10月5日・12日で、時間は午前の部が10時~、午後の部が13時30分~。定員は各回40名で、約30分間の全体説明の後に約2時間の入門コース体験を実施する。
昭和女子大研究室での開催日は10月13日・27日で、時間は10時~、11時~、13時~、14時~。定員は各回10名で、全体で約1時間程度のコース紹介と体験を行う。
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