教育事業を運営するヒューマンアカデミーは8月24日、「ヒューマンアカデミーロボット教室」に通う国内外の生徒を対象に、「第9回ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会」を東京大学の大講堂(安田講堂)で開催した。
本大会では全国6都市で開催された地区予選を勝ち進んだ子どもたちが、各部門での受賞を目指してプレゼンテーションや、アイデア、技術を競い合った。日本国内だけでなく、中国とベトナムからも出場者が集まり、年長から中学生の36名が大会に挑んだ。また、会場には総勢1200人以上が足を運んだ。
今回、MVP賞を受賞したのは、創作ロボットのプレゼンテーションを行う「アイデアコンテスト ミドルコースの部」に出場し、「うんだめしクレーンゲーム」を制作した中根隆成さん(小3)。
「うんだめしクレーンゲーム」は、リモコン操作でクレーンを動かし、つかみ、持ち上げ、元の場所に戻るロボット。クレーンの一連のストーリー性がきちんと具現化されていることや、プレゼンテーションが非常に分かりやすかった点が高く評価された。
「アイデアコンテスト プライマリーコースの部」では3名が出場し、「てつぼうクルクルくん」を制作した星果凜さん(年長)が最優秀賞に選出。「アイデアコンテスト ベーシックコースの部」では7名の中から、「双子のカードロボット『わける君』と『くばる君』」を制作した山岡稜弥さん(小3)が、「アイデアコンテスト ミドルコースの部」では、「スキーリフトロボット スベール君」を制作した荒舘春陽さん(小5)が最優秀賞を受賞した。
「アイデアコンテスト アドバンスコースの部」は5名が出場し、原田壱政さん(小6)が最優秀賞に選ばれた。原田さんは、ケガなどで片手が使えなくてもトイレットペーパーを自動で出してカットする「トイパー君」を制作した。
また、スピード競技のテクニカルコンテストでは14名が出場し、柘植奏汰さん(中2)が優勝した。次いで2位は花園明良さん(小6)、3位は増田帆希さん(小5)が受賞。
なお、本大会の様子は、「創造力が止まらない!驚きと挑戦の夏 ~ロボット教室全国大会~」と題して、CSテレビ局の「キッズステーション」で放送される。放送日時は9月23日の12時30分から13時を予定している。
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