ジョイズは、同社が開発する英会話学習アプリ「TerraTalk(テラトーク)」が、大阪大学の英語授業に導入されたことを、7月25日に発表した。
大阪大学は、前年度(2018年度)に「TerraTalk」を試験導入し、利用した約60名の学生の、外部の英語検定試験におけるリスニングスコアが平均で9%向上したことから、アクティブラーニングの効果を実感し、2019年度から大学の単位認定に活用する。
今回の導入では、工学部2年の「実践英語」2クラス(各50名強)において、学生が課題として「TerraTalk」を利用し、実際に英会話を行いながらスピーキング学習を行う。具体的には、2019年度の春学期~夏学期のうちの5週間、自律学習課題として必修1コースおよび選択3コースと、「TerraTalk」の機能を用いた自由スピーチ課題に取り組む。
必修コースは「海外で過ごす」で、選択コースは「新米バックパッカー」「新社会人」「親友」「大学1年生」「症状を伝える」「ソフトウェア・エンジニア」「愛読家」「映画マニア」「FBI エージェント」の中から3コースを選ぶ。自由スピーチ課題では、自己紹介と各自好みのテーマについて、あらかじめアウトラインを考え、使用する英語表現を用意し、リハーサルを行った上でそれぞれ1分間スピーチする。
「TerraTalk」に搭載されたAIが、自身のスピーキングを分析して弱点を発見してくれるので、学生は得意・不得意を考慮した学習が可能になる。
教員は、「TerraTalk」の学習管理システムによって学生の学習時間、学習実態といった進捗や、AIによるスピーキング力の評価を確認することで、それぞれの学生のスピーキング力を効率的に評価できる。
なお、単位は「TerraTalk」での学習時間・学習実態・スピーキング力の評価とともに、教員による評価、併用教材の取り組み度、期末テストなどから総合的に判断して認定される。
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