中央大学は、4月に開始した地域の小・中・高校のニーズに応える授業プログラムを学生が作成し、学校に出張して実施する「学校応援プロジェクト」を開始。その一環として、多摩市立和田中学校(東京都多摩市)で7月30日13時30分~15時に、英語体験プログラムを実施する。
「学校応援プロジェクト」の中心となるのは、教職課程を履修している「先生の卵」たちで、プロジェクトの企画・実施にあたっては、学校側のニーズをヒアリングして調整するプロジェクト・コーディネーターと、ニーズに合う分野の研究を行っている同大学の教員が協力し、内容や教授法などへの助言・指導を行う。
現在は、「中学生に、『英語のコミュニケーションは楽しい!』と感じてもらえる体験を!」を合言葉に、中学校での英語体験プログラムの企画を実施しており、中学校からの要望や同大で英語を担当している外国人教員からのアドバイスを受けながら、簡単なゲームを行うアイスブレイク、体を動かすアクティビティ、テーマに沿った話題を英語で会話するアクティビティの企画・準備を進めている。企画に参加している学生は約15名で、さらに同大学への留学生も参加する。
同プロジェクトでは、ほかにも同大の教員がプログラミング教育の出張授業を行う際のアシスタントとして活動する「プログラミング教育プロジェクト」、同大で受け入れる職場体験学習を活用した「大学で学ぶこととは」「将来の進路・キャリアの中で大学進学をどのように考えるか」といった、大学生と中学生が対話しながら考える「キャリア教育プロジェクト」を始動している。
今後は、同大学の特色である「法教育」に関するプログラムや、新学習指導要領で重視されている消費者教育といったプログラムなどについて、学校現場からのニーズに応じて企画・実施することで、地域貢献への貢献を行うとともに、教職を目指す学生のスキルアップの機会として展開していく。
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