COMPASSは、提供する人工知能型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」が、島根県の海士(あま)町の全町立学校における指導の一環として正式に採用されたことを発表した。
過疎地域では生徒数・教員数が減少しており、複数の学年が混在した授業の実施や、教員1人あたりの業務負担が増え、生徒への十分な教科指導と、教材や授業研究の時間が確保できないことが問題となっている。隠岐諸島の離島にある人口約2300人の海士町もそうした地域の一つだった。
Qubenaは、AI(人工知能)を搭載したタブレット教材。生徒の学習中操作ログや計算過程、回答データを分析することで、つまずく原因を特定し、その生徒が解くべき問題へ自動的に誘導することで、効果的・効率的な学習を可能にする。
海士町は、Qubenaを使い、複数の学年が混在した授業内でもアダプティブラーニングで各生徒の学年やレベルに合わせた学習を行うことや、リアルタイムに更新される学習管理の機能を使い指導を強化することで、生徒に応じた教科指導および基礎学力の定着と教員の負担軽減を目指し、採用した。
導入対象は海士町の小中学校の算数・数学の授業。
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