アドビシステムズは、デジタルハリウッド大学の2020年度<サマー・トライアウト>AO入学試験(夏期講習・課題方式)に、同社のグラフィック作成ツール「Adobe Spark Post」が採用されたことを、5月30日に発表した。「Adobe Spark Post」が大学入試のツールとして導入されるのは、今回がはじめてとなる。
2020年度<サマー・トライアウト>AO入学試験における夏期講習では、以下の3点を中心に「学力の3要素」を評価し、選抜を行う。
- デジタルコンテンツに関する講義&設問:「知能・技能」の評価
- アクティブラーニング型グループワーク:「主体性・多様性・協働性」の評価
- デジタルツールを用いたプレゼンテーション:「思考力・判断力・表現力」の評価
デジタルコンテンツに関する講義&設問では、デジタルコンテンツに関する映像講義を受けた後に、講義内容に関連する設問に回答する。
その後のアクティブラーニング型グループワークでは、4~6名のグループワークで与えられた課題に取り組む。ここでは、各グループにiPadが1台ずつ与えられ、「Adobe Spark Post」を使ってグラフィック資料を2時間以内に作成する。
受験者は「Adobe Spark Post」にあらかじめ用意されている、プロが作ったデザインテンプレートをベースに、好きな画像やテキストを挿入するとともに、別のレイアウトや、カラーパレット、フォント、フィルター、エフェクト加工など、様々な機能を画面タップしながら選択して、課題の発表を1ページのプレゼンテーションで表現することを目指す。
最後に、デジタルツールを用いたプレゼンテーションで、「Adobe Spark Post」で作成したプレゼンテーションを、1グループあたり5分で行う。
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