明光ネットワークジャパンは、小学3年生~中学3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、教育改革への準備に関する実態調査の結果を、5月16日に発表した。
同調査は、小学3年生~中学3年生の子どもを持つ保護者800名(小学3年生~6年生の子どもを持つ保護者400名、中学1年生~3年生の子どもを持つ保護者400名)を対象に、4月26日~5月2日の期間に実施されている。
調査対象者に、2020年の教育改革にともない、子どもの勉強時間を増やす必要があると思うかを尋ねたところ、「増やす必要があると思う」(34.2%)、「どちらかというと増やす必要があると思う」(43.8%)を合わせた78%の保護者が「子どもの勉強時間を増やす必要がある」と感じていることがわかった。
2020年から実施される教育改革の認知度を尋ねた質問では、「知っているが、理解はしていない」(38.1%)という回答がもっとも多く、「知っていて、よく理解している」(12.4%)、「知っていて、どちらかというと理解している」(22.8%)と合わせると、73.3%の保護者が教育改革について知っていることになる。さらに、35.2%の保護者は、教育改革の内容まで理解していると回答した一方で、教育改革自体をまったく知らないという保護者も26.8%に達した。
教育改革の内容を理解していないと答えた保護者(519名)を対象に、内容を理解する必要があると思うかを尋ねたところ、「理解する必要があると思う」(27.2%)、「どちらかというと理解する必要があると思う」(46.6%)を合わせると、7割以上の保護者が「理解する必要がある」と感じている。
教育改革について、子どもと話すことがあるかを尋ねた質問では、「よく話す」が8.8%、「時々話す」が30.2%、「話さない」が61.0%という結果になった。
教育改革の内容を理解していると回答した保護者(281名)に、自身の子どもは教育改革に向けて何らかの準備を行っているかを尋ねたところ、「準備をしている」(54.4%)、「準備をしていない」(45.6%)と、保護者が教育改革について理解している子どもの半数以上は、すでに何らかの準備を始めているという。
さらに、教育改革に向けて準備していると答えた保護者(153名)に、どのような準備をしているかを尋ねた質問では、「学習塾で英語を学んでいる」(58.8%)が最多で、以下「英語を自主学習で学んでいる」(55.6%)、「通信教育で英語を学んでいる」(42.5%)が続く。
教育改革にあたって、子どもに対して外部のサポートが必要だと思うかを尋ねたところ、「必要だと思う」(21.9%)、「どちらかというと必要だと思う」(38.0%)を合わせた、約6割の保護者が学校以外の外部サポートが必要だと感じていることがわかった。
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