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教育現場でのICT活用事例紹介(小学校) (AD)

グリコードの授業用キットで、小学校の授業でも家庭でも、おいしく楽しくプログラミングの基礎を学ぼう!

GLICODEの使い方

 GLICODEは、iOS端末やAndroid端末に対応しており、App StoreやGoogle Playストアから無料でダウンロードできる(推奨環境はiOS 11以上/Android OS 5.1以上)。

 アプリを立ち上げ、右下の「じゅぎょう用コース」ボタンを押すと、今回新設された授業向けのコースが立ち上がる。さらに「はじめる」ボタンを押すことで、次のような問題選択の画面が表示される。

GLICODE「じゅぎょう用コース」の問題選択画面
GLICODE「じゅぎょう用コース」の問題選択画面

 各画面に表示される茶色のキャラクターが、スマイルグリコのキャラクター「ハグハグ」だ。これを前述したようなポッキーの置き方に割り当てられた命令(例えば、ポッキーのチョコ部分を右に向けると、右に動く)を組み合わせることで動かしゴールに導く、というのがゲームの基本的な流れだ。

 配置したポッキーをスマホのカメラ機能を使って読み取ると、左から右に向かって順番に命令が実行されるようになっている。

学習(ゲーム)の流れ
学習(ゲーム)の流れ

 ウェブブラウザなどで実行できる類似の教材はあるが、無料のスマホアプリと身近で安価に入手できるお菓子を使うこと、マウス操作ではなく実体を持つポッキーで直観的に指示が出せることなどから、どの家庭でも、また低学年の児童であっても試しやすい点が特徴といえる。授業時間だけでなく、家庭での継続的な学習にもつながる。

 実際、筆者の家庭でも学習用ポッキーセットではなく実物のポッキーにはなるが、4月から新小学1年生となった娘にGLICODEのじゅぎょう用コースを試してもらったところ、「食べていいの?」「キャラがかわいいー」と、まず教材に対する食いつきがよかった。ハグハグがスケボーに乗って動くコミカルな様子も娘の琴線に触れたようだ。

 LOOP(繰り返し)という概念の理解や指示だしなどで詰まる様子が見られたが、その辺りは少しお手本を見せると、後はスイスイとステップを進め、都合1時間くらいでコースを終えることができた。正解は必ずしも一つではない(ゴールまでの道順は多数考えられる)ので、つい口出ししたくなる気持ちを堪えて、子どもの主体性に任せるとよいと思う。また、子ども自身が間違うことを嫌がることがあるため、「間違ってもいい、何度でもやり直せる(試行錯誤が大事)」という部分をよく説明してあげるとよい。

筆者の自宅で娘(6歳/小1)にGLICODEの「じゅぎょう用コース」を試させた様子
筆者の自宅で娘(6歳/小1)にGLICODEの「じゅぎょう用コース」を試させた様子

 全体的に子どもが没入できる高いクオリティで作られているが、実際のお菓子を使うという制約から、家庭で試すというシーンに限って言えば、次のあたりを留意しておくと、ストレス少なく学習を進められるだろう。

  • キッチンペーパーなど衛生的で白い背景の上に置く必要がある
  • それぞれのポッキーは離しておく必要がある
  • 初見で(子どもが)命令を左から右に順番に並べることが分からないことがある
  • 子どもがポッキーの中心を持ちがちでチョコが溶けやすいため、注意してあげるとよい
  • ポッキーにある程度の大きさがあるため、命令が長くなる場合に広いスペースが必要
  • 上記に伴い、子どもが対象物を斜めに撮影することになり、パースがかかるため、命令を誤判定することがある。少し高い位置から撮影できるようにするとよい

 なお、新興出版社が発行している「教科書ぴったりテスト」とのスペシャルコラボにより、書店店頭で4冊セットを購入すると、一般家庭でもGLICODE「学習用キット」を入手できるキャンペーンが実施されている(執筆時点)。家庭で深く学習を進めたい場合は、こちらも参考にしてみてほしい。

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この記事の著者

斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)

株式会社翔泳社 ProductZine編集長。 1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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