NTT東日本は、ICT関連業務に対する教職員の負担を軽減するため、我孫子市内小中学校のICT環境整備におけるコンサルティングや構築、運用、保守、セキュリティ対策などの一元的なサポートを、4月10日に開始した。
我孫子市においては、校務用PCやPC教室などの調達数が多く、かつシステムの設定が学校単位で異なり、総合的なICT環境の整備が困難という課題があった。今回のトータルサポートの開始によって、従来のシステム設定やICT機器の調達法では難しかった、ネットワークトラブルや端末故障に対する安定運用が可能となる。
システムに関しては、教育現場が利活用したい機器を統一し、サポートや研修を含めた活用の仕組みを提案することで全体を最適化する。
運用面では、回線から端末まで一元管理し、機器やシステム構成に最適なネットワークを構築する。また、学校には極力クライアント端末だけを配備し、運用の負担を軽減させる。さらにヘルプデスクにも対応させることでサポートも最適化する。
セキュリティについては、国・県の方針に沿ったセキュリティ環境を我孫子市に最適化して提供。具体的には、目的別に最適なネットワークサービス・構成を提供し、安全性と利便性を両立する。
これらの最適化によりICT関連業務に対する教職員の負担が軽減されることで、子どもに向き合う時間の増加が期待できる。また、安定運用によって教育の質の向上も図られる。
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