ISSJは、サイエンスに特化したインターナショナルスクール「Manai Institute of Science and Technology」を、9月1日に市ヶ谷に開設するとともに、2月より第一期生の募集を開始する。
学費負担のない、サイエンスに特化したインターナショナルスクール「Manai Institute of Science and Technology」が9月に開設、第一期生の募集を開始
「Manai Institute of Science and Technology」は、「科学技術を武器に世界の課題を解決し、新たな世界を創造する変革者(Innovator)を輩出する」をコンセプトにした、サイエンスに特化したインターナショナルスクール。
開設に際して、これまでの学校にない教育のあり方へのチャレンジとして、以下のような取り組みを行う。
- 一度の試験や面接ではなく、実際のプロジェクト参加による選考
- 未来を創る才能を育む「“Senpai”制度」により生徒の学費負担なし
- 画一化されたカリキュラムや時間割はなく、研究を通して学ぶ個別に最適化されたプログラム
- 世界中がキャンパスとなり提携先の大学や研究施設で学ぶ「Learning Anywhere」構想の実現
「一度の試験や面接で、生徒の持つ真の能力や可能性を理解することはできない」との考えから、約半年の選考期間を設けており、同期間は「Manai Institute of Science and Technology」と生徒が本人の興味や情熱、何を成し遂げるかなどについて相互に理解し合い、目標や目的を明確にする。
選考は9月に開始し、約半年間研修生として「Manai Institute of Science and Technology」に在籍し、同校のカリキュラムに基づく研究中心の学習を行った後に、研究活動中の、他者との違いを強みにする力、他者を巻き込む力、逆境の中でも前進する力といった研究活動の様子、および研究成果発表をもとに選考を行う。
学費は存在せず、「才能はコミュニティで育てるもの、そして活動を通じてコミュニティに還元されるもの」という同校の趣旨に賛同し、志を同じくする“Senpai”たちが生徒の学びを支える。選考を通過した生徒には、“Senpai”より支援生との交流やネットワークの提供、学びのための財政支援が行われる。
決められた時間割に沿った画一的な学びではなく、生徒の興味・関心に基づくリサーチを中心に、身の回りの不思議を体系的に解き明かすものから、本格的な実験・分析に挑戦するものまで、自身の興味対象をメンター伴走のもと、没頭して研究できる。
教科書で学ぶことだけでなく、学んだことが実際に行われている企業や研究所へ赴き、生徒の積極性や機動力、外部研究者とのコミュニケーションを養うため、「Learning Anywhere」構想のもと広域キャンパスの実現を目指しており、「Manai Tokyo Base」だけでなく研究内容に応じて、提携する大学、研究所、企業を頻繁に行き来することになる。
また、R.projectが夏に開業する「旧瑞沢小学校プロジェクト(仮称)」施設内に、合宿しながら研究に没頭できる郊外学習施設「Manai Research Center」をオープンする。
同校は、サイエンスを日常的に扱い、その応用を考え、さらにそれを自分の言葉で世界に伝えられる人々を1人でも多く送り出したいと考えており、「知識を一方的に教えるのではなく生徒が自ら学び育つ場、“自分も世界を変えられる”と実感できる場を創る」教育機関を目指す。
「Manai Tokyo Base」は東京都新宿区、「Manai Research Center」は千葉県長生郡睦沢町で、応募資格は2019年9月1日の時点で中学3年生または高校1年に該当する人、または海外においてそれと同程度の教育課程に在籍している人。
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